スタッフブログ BLOG

歯がぐらつく・抜歯と言われた方へ 専門医による歯周病治療

2026年1月20日 (火)

カテゴリー :

歯がぐらついてうまく噛めなくなったり、歯ぐきの腫れや出血がなかなか治まらず、歯科医院で「抜歯の可能性があります」と伝えられ、不安な気持ちを抱えている方もいらっしゃるかもしれません。そうした状況に直面するとこの歯はもう残せないのでは、と考えてしまうのではないでしょうか。

歯周病は、日本人が歯を失う原因の中で最も多い疾患とされています。初期にはほとんど症状がないまま進行し、気づいたときには歯を支える骨が大きく失われているケースも少なくありません。一方で、歯周病治療に関する研究や臨床は近年大きく進歩しており、重度の歯周病であっても、歯を残せる可能性が検討できるようになってきています。歯周病治療の分野で長年にわたり研究と臨床に携わってきた歯科医師と連携し、科学的根拠に基づいた治療に取り組んでいます。

歯そのものではなく、支える組織を失わせる歯周病

歯周病は、歯と歯ぐきの境目に存在する細菌が引き起こす慢性炎症性疾患です。炎症が続くことで歯周ポケットが深くなり、歯槽骨や歯根膜といった歯を支える組織が徐々に破壊されていきます。重度歯周炎まで進行してしまった場合、大きな虫歯がなくても支えを失った歯がグラつき、保存が困難と判断されることがあります。

この段階では、通常の歯石除去やクリーニングだけでは十分な改善が見込めず、歯周病に対する専門的な診断と治療が必要になります。

歯がぐらつく前に重要となる「歯周病メインテナンス」

歯周病治療で何より重要なのは、歯がぐらつく・強い歯ぐきの炎症が生じる前に、病気の進行を食い止めることです。そのために欠かせないのが、定期的な歯周病メインテナンスです。歯周病は、一度治療を行っても再発しやすい疾患であり、日常のセルフケアだけでは完全にコントロールすることは困難です。
メインテナンスでは、

・歯周ポケットの深さのチェック
・歯ぐきの炎症や出血の有無の確認
・歯石やバイオフィルムの専門的除去

を行い、目に見える症状が出る前の変化を早期に捉えることを目的としています。
この段階で適切な管理ができていれば、「歯のぐらつきを防ぐ」「外科的治療を回避できる」「将来的な抜歯リスクを大きく下げる」ことが可能になります。

歯周病治療の第一人者・和泉雄一先生との連携

特徴の一つとして、歯周病専門医・指導医である和泉雄一先生と連携した診療体制にあります。和泉先生は東京医科歯科大学(現東京科学大学)名誉教授であり、日本歯周病学会理事長を務められた経歴を持つ、歯周病治療の専門家です。長年にわたり歯周病の基礎研究から臨床まで携わってきた和泉先生の知見は、歯周病治療における診断や治療方針の考え方の礎となっています。その治療理論を踏まえ、重度歯周病や外科的処置を伴う症例に対しても、大学病院レベルの考え方に基づいた治療計画を立案しています。

重度歯周病に対する歯周組織再生療法という考え方

歯周病が進行すると、失われた歯槽骨や歯周組織は自然に元へ戻ることはありません。そこで検討されるのが、歯周組織再生療法です。当院では、歯周外科手術の際にリグロス歯科用液(一般名:トラフェルミン)を使用した再生療法を行っています。この薬剤は、歯槽骨が失われた部位に塗布することで、血管の新生や細胞の増殖を促し、歯周組織の再生を助ける作用が期待されています。すべての症例に適応できる治療ではありませんが、適切な診断のもとで行うことで抜歯を回避し、歯を残せる可能性を高められます。

フラップ手術と再生療法を組み合わせた専門治療

リグロスによる歯周組織再生療法は、多くの場合、フラップ手術と併せて行われます。フラップ手術では歯ぐきを部分的に開き、歯の根の奥深くに付着した歯石や感染組織を直接確認しながら除去します。炎症の原因を徹底的に取り除き、歯周組織が安定しやすい環境を整えたうえで再生療法を行うことが、治療結果を左右する重要な要素となります。こうした外科的判断と技術には、歯周病治療に対する高度な知識と経験が求められます。

保険適用で受けられる歯周組織再生療法

歯周組織再生療法は自費診療となるケースも多い治療分野ですが、リグロスを使用した再生療法は健康保険が適用されます。費用面の負担を抑えながら、専門性の高い治療を受けられる点は、患者様にとって大きなメリットといえるでしょう。ただし、保険適用には明確な適応条件が定められており、精密検査と診断が欠かせません。

抜歯は最後の手段として
慎重に判断します

歯周病治療において安易に抜歯を選択することはありません。歯を保存できる可能性があるかどうかを慎重に見極めたうえで治療方針を決定します。一方で、無理に歯を残すことが必ずしも患者様の将来にとって良い結果につながるとは限らないため、状態によっては抜歯を含めた治療法をご提案することもあります。治療内容は十分な説明と同意を重視しています。

まとめ

歯のぐらつきや歯ぐきの腫れ・出血は、歯周病が進行している可能性を示す大切なサインです。抜歯を勧められたとしても、その時点で必ずしも治療の選択肢が一つに限られるとは限りません。歯周病治療に専門的に取り組む医療機関で精密な診断を受けることで、歯を残すための治療方針を検討できる場合もあります。

府中駅直結のちゃいるど中野歯科医院では、歯周病治療の分野で豊富な知見を持つ歯科医師と連携し、一人ひとりの状態を丁寧に診断したうえで治療方針をご提案しています。歯のぐらつきや抜歯について不安を感じている方も、まずは今の状態を正しく知ることが大切です。これから先もご自身の歯で噛み続けるために、今できる方法を一緒に考えていきます。

Contact・お問合せ

ご予約・お問合せはこちらからお気軽にどうぞ!・Tel 042-360-4787

お問合せ

アクセス・診療時間 Access / schedule

医療法人若歯会ちゃいるど中野歯科医院
〒183-0023 東京都府中市宮町1-50 くるる3F
TEL 042-360-4787 / FAX 042-361-6267

 
9:30 - 13:00
14:30 - 18:30

【休診日】 祝日および年末年始

GoogleMAPで見る

お問合せ
  • Web予約は定期健診と予防コースのみ予約が可能です。
  • Web予約はお子様のご予約のみ(対象年齢0歳~17歳まで)となります。
  • 大人の方のご予約はお電話にて承っております。

※予防コースのご予約は月に1度となっております。次のお約束は月をまたいでお取りください。

  • キャンセルにつきましては予約日2日前にまではネット上で可能、それ以降はお電話でのご連絡をお願いいたします。

【TEL:042-360-4787】

下記に当てはまる方は必ずお電話でのご予約をお願いいたします。

  • 初めて当院にお越しの方
  • 上記Web予約対象年齢以外の方
  • 担当ドクターのご希望がある方
  • 検診や予防コース以外の予約をご希望の方(歯に痛みがある、抜歯希望、被せ物が取れたなど)
  • 複数名のご予約をご希望の方もお電話にてご相談ください。
採用サイト 臨床研修歯科医の方へ