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唾液の正体は?

2020年10月10日 (土)

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唾液と聞くと皆さんはどんなイメージをお持ちですか?

「なんか汚いな」そう思う方もいらっしゃると思いますが、

実は唾液にはたくさんの役割があり、全身の健康にも大きくかかわっています。

 

唾液はもともとは血液です。

水を飲んでそれがそのまま唾液になるわけではなく、一度血液になってから唾液腺を通って唾液になるのです。

唾液腺はお口の中に複数存在します。大きな唾液腺の一つである耳下腺は耳の下あたりにあり、耳の下を押すと唾液が出てくるのを感じることができます。

 

 

健康な大人の一日の唾液の量は約1~1.5ℓとされています。

一日の間に唾液の量は変化し、就寝時には特に低下します。

 

唾液にはたくさんの成分が入っており、歯の補修作用をするもの、消化作用をするもの、潤滑作用や粘膜の保護作用などがあるものなど、他にもたくさんの成分が入っています。唾液はただの水ではなく、たくさんのパワーを秘めた高性能な水といえます。

 

唾液のパワーはお口の中だけでなく、体にも作用します。

唾液に含まれる抗菌物質IgAは細菌やウイルスが体に侵入することを防ぐ働きをし、感染症の予防につながります。唾液中にIgAが多いとインフルエンザや風邪などの呼吸器系疾患にかかりづらくなることが判明しています。また、唾液には感染症の予防だけでなく食道や胃の粘膜の保護、消化を助ける作用まであります。

 

このようにたくさんの役割を持つ唾液ですが、唾液の量は加齢とともに減少していく傾向にあります。お口とからだの健康を守るために、唾液の量を増やす工夫をしましょう。

 

 

工夫その1 唾液は血液から作られるので、積極的に水分を摂取しましょう。

工夫その2 食事をするときによく噛んで食べましょう。よく噛むことにより、唾液腺が刺激され唾液が分泌されます。ガムを噛むこともお勧めです。

工夫その3 耳の下から顎の下にかけて、軽くマッサージしましょう。唾液腺が刺激され、唾液の分泌を促すことができます。

 

あって当たり前の唾液ですが、そのパワーはとても大きくとても大切な役割を果たしています。

これからは唾液の事を少し意識して、唾液の分泌を促す工夫を取り入れていただければと思います。

 

 

 

 

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